紫色の夢の跡

日々考えたことや本の感想などを、地に足がつかないまま 書き綴ります。

本当の自分は、どこにもいない。それでいいのだ!

ードプレイスをご存知だろうか。

自宅と職場以外に、居心地がいいと思える3つ目の場所を持つと、人生が豊かになるという考え方である。

つい最近、職場では無口で目立たない先輩が、ギターの弾き語りをしていたと知り驚いた(ユーチューブ見たら超上手い)。

 

は、職場での寡黙な先輩とギターの弾き語りをしている先輩、どちらが本当の先輩だろうか。

「そりゃギターの弾き語りをしている方が本当の姿だ。職場で素の自分は出せないよ」という声が聞こえてくる。しかし、たまたまギターの話をする機会がなければ、私にとっての先輩は「無口で目立たない人」であり続けた。その人がどういう人なのかを決めるのは、他人の評価による部分が大きく、「本当の自分」の定義は曖昧だ。

 

「本当の自分」の曖昧さを逆手に取って、人生を思う存分楽しんだ男がいる。ある時はホテルのボーイ、ある時は遊学中の侯爵。本人は自分が世の中に複数存在すると考えて面白がっている。人生でなすべきことは何か、自分らしさとは何かなどと悩むこともない。子どもの途方もない夢のように、自分の楽しみだけに邁進した彼の生き方に憧れる。

 


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